2026年8月の京都は、夏の風物詩「五山送り火」を中心に、ご先祖様を迎え送るお盆の伝統行事や、涼を感じる風鈴イベント、夏の夜を彩るライトアップまで、しっとりとした京都らしい夏の情景が広がります。
大文字をはじめとする五山送り火はもちろん、あの世とこの世の境で先祖の霊を迎える六道まいり、境内に足を浸して涼む足つけ神事、掘り出し物を探せる陶器祭や古本まつりまで、見どころはさまざまです。
この記事では、2026年8月に京都で開催される注目イベントを日付順にまとめました。京都観光やお盆休みの旅行、週末のおでかけの参考にしてみてください。新しいイベント情報が発表され次第、随時更新します。
2026年8月 京都イベントカレンダー
| 日程 | イベント |
|---|---|
| 〜8月23日 | 東山観月路(高台寺・ねねの道) |
| 〜8月31日 | 京の七夕 願いごと募集 |
| 〜8月31日 | 平安神宮 七夕風鈴まつり |
| 〜9月上旬(予定) | 松尾大社 風鈴祈願 |
| 7月31日〜8月1日 | 愛宕神社 千日詣り |
| 8月1日〜16日 | 北野天満宮 御手洗川足つけ燈明神事 |
| 8月7日〜10日 | 六道まいり(六道珍皇寺) |
| 8月7日〜10日 | 五条若宮陶器祭(五条坂陶器まつり) |
| 8月7日〜11日 | 北野天満宮 国宝本殿「石の間」通り抜け神事 |
| 8月7日〜16日 | 千本ゑんま堂 お精霊迎え・お精霊送り |
| 8月8日〜10日 | 六波羅蜜寺 萬燈会 |
| 8月8日〜12日・16日 | 千本釈迦堂 精霊迎えと六道まいり |
| 8月9日〜16日 | 清水寺 千日詣り・本堂内々陣特別拝観 |
| 8月9日〜16日 | 壬生寺 万灯供養会 |
| 8月11日〜16日 | 下鴨納涼古本まつり |
| 8月14日〜16日 | 東大谷万灯会(大谷祖廟) |
| 8月16日 | 五山送り火 |
| 8月16日 | 嵐山灯篭流し |
| 8月22日〜23日 | 六地蔵めぐり |
| 8月29日〜30日 | 化野念仏寺 千灯供養 |
※2026年7月時点の情報をもとに作成しています。日程・内容は変更される場合があるため、おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
編集部注目|8月の京都で楽しみたいイベント4選
8月の京都では、五山送り火をはじめ、お盆の伝統行事や涼を感じる神事、掘り出し物探しまで多彩な催しが開催されます。
イベントカレンダーの中から、編集部が利用シーン別に特に注目した4つのイベントを紹介します。京都の夏の終わりをどう過ごすか、おでかけ先選びの参考にしてみてください。各イベントの日程や詳細は、この後の日付順・スポット別のセクションで紹介します。
京都の夏を締めくくるなら「五山送り火」

お盆に迎えた精霊を送り出す、京都の夏を代表する伝統行事。東山の「大文字」を皮切りに、五つの山へ次々と炎が灯ります。京都の夏の締めくくりにふさわしい光景です。
こんな方におすすめ
- 京都らしい夏の情景を体感したい方
- 一年に一度の伝統行事を見届けたい方
涼を感じたいなら「北野天満宮 御手洗川足つけ燈明神事」
境内の御手洗川に足を浸し、ろうそくを献じて無病息災を祈る夏の神事。ひんやりとした水に暑さがやわらぎ、夕涼みがてらに立ち寄れます。
こんな方におすすめ
- 夏らしい涼を感じたい方
- 暑さを避けて過ごしたい方
夜のおでかけなら「東山観月路」
「東山花灯路」の流れをくむ、高台寺周辺の夏の夜のライトアップ。夜間拝観やねねの道の灯り、夏祭りのにぎわいを一度に楽しめます。
こんな方におすすめ
- 夜まで京都を満喫したい方
- 涼しくなってから散策を楽しみたい方
掘り出し物・雨の日なら「五条若宮陶器祭」「下鴨納涼古本まつり」
うつわ探しの「五条若宮陶器祭」と、糺の森の木陰でめぐる「下鴨納涼古本まつり」。ゆっくり品定めを楽しみたい日に向いています。
こんな方におすすめ
- うつわや本の掘り出し物を探したい方
- 涼しい木陰でゆっくり過ごしたい方
8月上旬(1日〜13日)の京都イベント・おでかけ
愛宕神社 千日詣り(7月31日〜8月1日)
火伏せの神様として信仰を集める愛宕神社の夏の伝統行事です。
7月31日の夜から8月1日早朝にかけて行われる「千日通夜祭」では、この日に参拝すると1,000日分のご利益があると伝えられています。普段は夜間立ち入りできない登山道に提灯が灯り、多くの参拝者が山頂を目指します。片道約2時間の本格的な登山となるため、歩きやすい服装と十分な暑さ対策をして参加しましょう。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
北野天満宮 御手洗川足つけ燈明神事(8月1日〜16日)
北野天満宮の「北野祭」の一連の祭礼として行われる夏の神事です。
境内を流れる御手洗川に足を浸し、ろうそくを献じて無病息災を祈ります。暑い京都でも涼を感じられ、夕涼みがてらのおでかけにも向いています。同じ北野祭の期間には夜間の万灯会「北野萬燈会」も行われ、灯りに照らされた境内を歩けます。
▶︎ 詳細は公式式サイトをご覧ください。
六道まいり(8月7日〜10日・六道珍皇寺)
お盆前にご先祖様の霊を迎える、京都に古くから伝わる風習です。
六道珍皇寺のあるあたりは、平安時代に「六道の辻」と呼ばれ、あの世とこの世の境目と考えられてきました。参拝者は「迎え鐘」をつき、精霊(お精霊さん)を家へと迎えます。京都のお盆の始まりを感じられる行事です。
▶︎ 詳細は公式サイトをご覧ください。
五条若宮陶器祭(8月7日〜10日)
大正時代から約100年続いた五条坂の陶器まつりの伝統を受け継ぐ、夏の陶器市です。
五条坂周辺の若宮八幡宮の大祭にあわせて開かれ、全国の窯元や陶芸家の作品がずらりと並びます。清水焼をはじめ、普段づかいのうつわから作家ものまで幅広く、掘り出し物探しが楽しめます。
▶︎ 詳細は公式サイトをご覧ください。
北野天満宮 国宝本殿「石の間」通り抜け神事(8月7日〜11日)
普段は神職しか立ち入れない国宝・本殿の「石の間」が、期間限定で一般公開されます。
国宝建築の内部を間近で拝観できる貴重な機会で、御手洗祭の時期にあわせて訪れるのもおすすめです。
▶︎ 詳細は公式サイトをご覧ください。
千本ゑんま堂 お精霊迎え・お精霊送り(8月7日〜16日)
千本ゑんま堂(引接寺)で行われる、お盆の代表的な先祖供養の行事です。
あの世とこの世の境目とされる地で、お盆の始まりに精霊を迎え、送り火の日に送り出すまでの10日間、祈りが捧げられます。京都のお盆の風習に静かに触れられる場所です。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
六波羅蜜寺 萬燈会(8月8日〜10日)
六波羅蜜寺で行われる、お盆に先祖の霊を迎える伝統行事です。
本堂内の多くの燈明を「大」の字の形にともし、先祖の精霊を迎えて供養します。この3日間は「迎え鐘」をつくことができ、迎えられた精霊は16日の五山送り火で再び送られます。点火は20時からです。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
千本釈迦堂 精霊迎えと六道まいり(8月8日〜12日・16日)
西陣の千本釈迦堂(大報恩寺)で行われるお盆行事です。8月8日から12日に精霊を迎える「六道まいり」、16日に「精霊送り」が営まれます。
本尊とともに、2024年に国宝へ指定された鎌倉時代の「六観音菩薩像」を安置。六軀すべてが完全な形で揃って伝わるのは全国でもここだけとされ、静かに手を合わせられる場所です。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
清水寺 千日詣り・本堂内々陣特別拝観(8月9日〜16日)
1日の参拝で千日分のご利益があると伝わる、清水寺の夏の行事です。
期間中は本堂の内々陣を特別に拝観できます。8月14日から16日には夜間特別拝観も行われ、ライトアップされた清水の舞台と京都の夜景を楽しめます。
▶︎ 詳細は公式サイトをご覧ください。
壬生寺 万灯供養会(8月9日〜16日)
壬生寺の本堂前に、1,000灯以上の灯籠が並ぶお盆の万灯供養です。
各家の先祖供養を願う灯籠が奉納され、あわせて千体仏塔のライトアップも行われます。灯籠は宗派を問わず申し込めます(有料)。18時から21時の夜の時間帯に、灯りに包まれた境内を歩けます。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
下鴨納涼古本まつり(8月11日〜16日)
下鴨神社の糺の森を会場に開かれる、夏恒例の古本市です。
京都・大阪・兵庫などの古書店が出店し、文庫や雑誌から美術書、江戸期の和本まで約80万冊が並びます。木立に囲まれた糺の森は日差しがやわらぎ、涼みながら本を探せるのも魅力です。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都古書研究会)をご覧ください。
8月中旬〜下旬(14日〜31日)の京都イベント|五山送り火とお盆の行事
東大谷万灯会(8月14日〜16日・大谷祖廟)
親鸞聖人の御廟・大谷祖廟で行われる、お盆の献灯行事です。
期間中は境内に大小約1万個の提灯が灯り、夜の東山にあたたかな光が広がります。涼しい夜にお盆参りができるようにと1961年に始まった行事で、無数の提灯が境内をやさしく照らします。
▶︎ 詳細は公式サイトをご覧ください。
五山送り火(8月16日)
お盆に迎えた精霊を送り出す、京都の夏を代表する伝統行事です。
20時の「大文字」点火を皮切りに、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」が5分ごとに順に灯されます。市内各所から鑑賞でき、夜空に浮かぶ炎の文字は京都の夏の締めくくりにふさわしい光景です。なお、気象条件により点火や消火の時刻が変更になる場合があります。
2026年は8月16日が日曜日にあたるため、例年以上の混雑が見込まれます。鑑賞スポットには早めに向かうと安心です。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
嵐山灯篭流し(8月16日)
送り火と同じ夜、嵐山で行われる精霊送りの行事です。
嵐山中之島公園付近から、灯篭が桂川へと静かに流されます。19時から21時にかけて行われ、対岸の曼荼羅山に灯る送り火「鳥居形」と灯篭の光が重なる眺めは、この場所ならではです。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
六地蔵めぐり(8月22日〜23日)
京都の街道の入口に祀られた六つの地蔵尊を巡拝する、800年続くとされる伝統行事です。
伏見・鳥羽・桂・常盤・鞍馬口・山科の六地蔵をめぐり、各所で授与される色とりどりの「お幡」を束ねて玄関に吊すと、無病息災・家内安全のご利益があると伝わります。京都の地蔵信仰に触れられる夏の終わりの行事です。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
化野念仏寺 千灯供養(8月29日〜30日)
嵯峨・化野念仏寺で行われる、夏の終わりを告げる、静かな灯火に包まれる行事です。
境内の「西院の河原」に並ぶ約8,000体の無縁仏に、参拝者がろうそくを灯して供養します。夕暮れとともに無数の灯りがともり、厳かな空気が漂います。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
京の七夕 願いごと募集(〜8月31日)
旧暦の七夕にあたる8月に、京都各所で「願いごと」を募集する取り組みです。
会場に用意された短冊に願いごとを記し、清水寺でのお焚き上げによって天へ届けます。募集期間は7月1日から8月31日まで。連携する七夕イベントは会場ごとに開催時期が異なるため、公式サイトのイベントMAPで確認するのがおすすめです。
▶︎ 詳細は京の七夕 公式サイトをご覧ください。
8月を通して楽しめる京都の夏スポット
東山観月路(〜8月23日)
「東山花灯路」の流れをくむ、夏の夜のライトアップイベントです。
高台寺の夜間拝観、ねねの道の灯り、夏祭りのにぎわいを一度に楽しめます。開催は7月11日から8月23日まで(8月10日は法要のため休止)。暑さがやわらぐ夜の時間帯に、東山を散策できます。
▶︎ 詳細は公式サイト(京都観光Navi)をご覧ください。
平安神宮 七夕風鈴まつり・松尾大社 風鈴祈願
涼やかな音色で夏の暑さをやわらげてくれる、風鈴の授与・祈願です。
平安神宮の「七夕風鈴まつり」は8月31日まで開催。2026年は耐震工事のため東神苑・泰平閣に約400個の風鈴が吊り下げられ、短冊に願いを託せます。松尾大社では6月から「風鈴祈願」を行い、境内が涼やかな音色に包まれます(9月上旬まで予定)。いずれも夏らしい写真を撮りたい方にも親しまれています。
▶︎ 詳細は各社公式サイト(平安神宮/松尾大社)をご覧ください。
鴨川納涼床・貴船の川床

京都の夏を代表する風物詩です。
鴨川沿いでは京料理やイタリアン、バーなどさまざまなジャンルの納涼床が営業。貴船では清流の上に設けられた川床で、涼を感じながら食事を楽しめます。鴨川は10月中旬まで、貴船は9月末までが目安です。
▶︎ 関連記事:京都の鴨川納涼床とは?初めてでも楽しめるおすすめの過ごし方【2026年版】
京都水族館「くらげと傘と風鈴と」

約170個の風鈴と京和傘が館内を彩る夏限定イベントです。
屋内中心の施設なので、暑い日や雨の日のおでかけ先としても利用しやすいスポットです。
▶︎ 詳細は京都水族館「くらげと傘と風鈴と」の記事をご覧ください。
夏のビアガーデン・ルーフトップバー

京都市内では8月も多彩なビアガーデンが営業しています。
上七軒歌舞練場のビアガーデンをはじめ、京都駅周辺のホテル屋上、四条河原町のルーフトップバーなど、それぞれ異なる雰囲気で夏の夜を楽しめます。
▶︎ 関連記事:京都で舞妓さんと楽しむビアガーデン2026 先斗町・上七軒の開催情報まとめ
京の夏の旅(〜9月30日)

京都の夏恒例の特別公開企画「京の夏の旅」も引き続き開催中です。
普段は非公開の寺院や文化財、近代建築などを特別公開。暑い時期でも屋内でじっくり文化財を楽しめる、夏ならではのおでかけ先です。
▶︎ 詳細は「京の夏の旅2026」の記事をご覧ください。
まとめ:2026年8月の京都は、送り火とお盆の情景を楽しむ
8月の京都では、五山送り火を締めくくりに、お盆の伝統行事や涼を感じる神事、夏の夜のライトアップ、掘り出し物探しの夏市まで、しっとりとした京都らしい催しが数多く開催されます。
ご先祖様を迎え送るお盆の行事は、京都の街に古くから根づいた情景そのもの。京都ならではの夏を感じられる一か月です。旅行や週末のおでかけの予定に合わせて、気になる催しを見つけてみてはいかがでしょうか。
本記事は今後も新しいイベント情報を確認しながら、随時更新していきます。
※本記事は主催者・施設の発表および公式サイトの情報をもとに編集部が構成しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。
編集・文:京都のいちばんち編集部

