祇園祭の手ぬぐい|各山鉾のオリジナルから巡行順手ぬぐいまで、買える場所も紹介

祇園祭の手ぬぐい

祇園祭の手ぬぐいは、厄除けちまきとともに各山鉾町の会所(かいしょ/町ごとの拠点)で販売される授与品・記念品です。前祭や後祭の宵山期間を中心に、山鉾の由来をあしらった各町のオリジナル手ぬぐいが並びます。

さらに2025年からは、その年のくじ順を染めた「山鉾巡行順手ぬぐい」も登場しました。この記事では、祇園祭の手ぬぐいの種類と選び方、買える場所をまとめます。

※2026年7月16日時点の情報です。販売内容や取り扱いは年により変わる場合があります。

目次

祇園祭で手ぬぐいが親しまれてきた理由

祇園祭 手ぬぐい各種

手ぬぐいは古くから、神事の衣装や縁起物として使われてきました。お神輿の担ぎ手が身につけるほか、寺社の紋をあしらった記念品や厄除けとしても用いられます。

祇園祭では毎年、各山鉾町がオリジナルデザインの手ぬぐいを制作・販売しています。図柄は山鉾の由来や装飾をモチーフにしたものが多く、祭の風物詩の一つです。実用品でありながら飾っても楽しめるため、京みやげとしても選ばれています。

ちまきとあわせて、お気に入りの山鉾の1枚を探すのも宵山の楽しみ方の一つです。授与品・記念品の収益は、祭の維持運営にも充てられるとされており、応援したい山鉾の会所で購入するという選び方もできます。

各山鉾のオリジナル手ぬぐい|由来やご神体がモチーフ

各山鉾の手ぬぐいは、会所でちまきなどの授与品と並んで販売されるのが基本です。図柄は山鉾の由来や装飾がモチーフになるため、由来を知っておくと選びやすくなります。前祭の代表的な山鉾を例に挙げます。

山鉾由来・特徴(図柄のモチーフになる要素)
長刀鉾鉾頭の大長刀と生稚児。くじ取らずで毎年前祭巡行の先頭を進む
月鉾月読尊(つくよみのみこと)を祀り、鉾頭は新月(みかづき)型
菊水鉾町内にあった名水・菊水井に由来。鉾頭は金色の菊花
放下鉾真木の天王座に放下僧を祀る。稚児人形は三光丸
船鉾神功皇后の出船の説話に由来する船形。舳先に瑞鳥・鷁(げき)

※手ぬぐいの図柄や販売の有無は山鉾・年により異なります。最新の販売内容は各山鉾保存会にご確認ください。

なお、手ぬぐい専門店にも長刀鉾など祇園祭を描いた商品がありますが、これらは各店が独自に商品化したオリジナルです。山鉾公式の手ぬぐいの入手先は、基本的に宵山期間の会所です。

山鉾巡行順手ぬぐい|その年のくじ順を染めた1枚

その年のくじ順を染めた山鉾巡行順手ぬぐい 2025年版
2025年ののくじ順を染めた山鉾巡行順手ぬぐい

祇園祭の山鉾巡行(前祭7月17日・後祭7月24日)の順番は、毎年7月2日に京都市役所の市会議場で行われる「くじ取り式」で決まります。全34基のうち10基は順番が固定された「くじ取らず」で、残る24基がくじを引きます。組み合わせは約26兆通りとされています。

この年ごとの巡行順をそのまま染めたのが、山鉾巡行順手ぬぐい(1,500円)です。企画・製造するのは、郭巨山と同じ下京区郭巨山町に本社を構える平岡旗製造株式会社(1887年・明治20年創業)です。2025年(令和7年)に初めて商品化され、以降は毎年その年のくじ順で作られています。

巡行順と山鉾名が一目で分かり、巡行当日はガイドブック代わりに使えます。

令和八年度版(2026年)の概要

  • 商品名:祇園祭 山鉾巡行順手ぬぐい(令和八年度版)
  • 価格:1枚1,500円(※2026年7月に編集部が郭巨山の会所で購入した際の価格。販売場所により異なる場合があります)
  • サイズ・素材:35cm×90cm、綿100%
  • 数量:5,000枚限定(なくなり次第終了)
  • 店頭販売:2026年7月14日(火)開始
  • オンライン:楽天市場・Amazonで購入可(公式特設ページから案内)。予約分は7月14日頃発送予定
山鉾巡行順手ぬぐい(2026年郭巨山の会所で購入)

2026年は、前祭の山一番(くじを引く山鉾の先頭で、巡行では長刀鉾に続く2番目)を13年ぶりに郭巨山が引き当てました。製造元の地元の山が2番目を巡行する年にあたります。

祇園祭の手ぬぐいが買える場所

祇園祭に関わる手ぬぐいは、大きく3種類に分かれます。各山鉾が会所で販売する公式の手ぬぐい、平岡旗製造の山鉾巡行順手ぬぐい、そして手ぬぐい専門店が独自に商品化した祇園祭柄です。それぞれ買える場所が異なります。

各山鉾の会所(ちまき授与所)

郭巨山の会所
  • 販売期間:宵山期間(前祭7月14日〜16日・後祭7月21日〜23日)※山鉾により13日頃から販売される場合があります
  • 場所:四条烏丸周辺の各山鉾町(前祭)、新町通・室町通の北側エリア(後祭)
  • 価格:山鉾・商品により異なる

各山鉾のオリジナル手ぬぐいはここが基本の入手先です。山鉾巡行順手ぬぐいも、一部の山鉾の授与所で取り扱いがあります。

平岡旗製造株式会社(山鉾巡行順手ぬぐい)

  • 販売期間:7月上旬の予約開始後、なくなり次第終了
  • 場所:京都市下京区四条通西洞院東入郭巨山町18番地(Googleマップ)/オンラインは楽天市場・Amazon(公式特設ページから案内)
  • 価格:1枚1,500円(会所での購入価格・2026年7月時点)

手ぬぐい専門店のオリジナル祇園祭柄(通年)

  • 販売期間:通年(店舗の営業日に準ずる)
  • 場所:
    • 永楽屋 細辻伊兵衛商店 祇園店(東山区・四条通沿い)ほか京都市内・宇治の各店
    • 注染手ぬぐい にじゆら 染めこうば京都店(中京区東洞院通蛸薬師下る)
    • さんび堂 烏丸本店(四条烏丸から徒歩約3分)
  • 価格:商品により異なる(例:永楽屋の手ぬぐい「祇園祭長刀鉾」3,520円・税込)

永楽屋は1615年創業の綿布商で、祇園祭柄の手ぬぐいを複数販売しています。にじゆらは大阪・堺の染工場が手がける注染(ちゅうせん/伝統的な染色技法)ブランドです。さんび堂 烏丸本店は和装小物ブランド さんびの和小物専門店で、山鉾巡行を描いたオリジナル手ぬぐい(1,100円・税込)を扱っています。

いずれも各店が独自に企画・製造した商品で、山鉾保存会・町会が販売する公式の手ぬぐいとは異なります。

祇園祭の手ぬぐいに関するよくある質問

Q. 祇園祭の手ぬぐいはいつ買えますか?
A. 各山鉾の公式手ぬぐいは宵山期間(前祭7月14日〜16日・後祭7月21日〜23日)の会所が中心です。手ぬぐい専門店の祇園祭柄は各店オリジナルの別商品で、通年取り扱いがあります。

Q. 山鉾巡行順手ぬぐいとは何ですか?
A. その年のくじ取り式で決まった全34基の巡行順を染めた手ぬぐいです。平岡旗製造が2025年から毎年製作しています。

Q. 巡行順手ぬぐいはオンラインで買えますか?
A. 買えます。楽天市場・Amazonで取り扱いがあります(公式特設ページから案内)。数量限定のため売り切れることがあります。

Q. 価格はいくらぐらいですか?
A. 山鉾巡行順手ぬぐいは1枚1,500円です(2026年7月現在)。専門店の祇園祭柄は1,100円〜3,000円台の商品もあります。

Q. ちまきと一緒に買えますか?
A. 買えます。各山鉾の会所では、厄除けちまきと手ぬぐいなどの授与品が並んで販売されています。

まとめ:お気に入りの山鉾の1枚を宵山で

祇園祭の手ぬぐいは、山鉾ごとの由来を楽しみたい人にも、その年の記録を手元に残したい人にも向く記念品です。数量限定の商品は売り切れる場合があるため、購入するなら宵山の早い日程・時間帯がおすすめです。

巡行順の詳細やちまきの授与情報は、あわせて以下の記事をご覧ください。

※本記事は編集部が取材した情報および公式情報、公開情報をもとに構成しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。京都観光の予定にあわせて、ぜひ参考にしてみてください。

編集・文・写真:京都のいちばんち

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