スーパーのレジ係10人を主役にした、ちょっと変わった現代オペラが京都にやってきます。
リトアニア発の現代オペラパフォーマンス『HAVE A GOOD DAY!』が、2026年9月25日(金)・26日(土)、ロームシアター京都 サウスホールで日本初演されます。
舞台となるのは、私たちにも身近なスーパーマーケット。「こんにちは」「ありがとうございました」「良い一日を!」といったレジで交わされる言葉や商品のスキャン音、ピアノを使いながら、10人のレジ係それぞれの人生を描きます。
スーパーのレジ係10人が主役の『HAVE A GOOD DAY!』

『HAVE A GOOD DAY!』の副題は、「10人のレジ係、スーパーマーケットの音、ピアノのためのオペラ」。
舞台には商品そのものは登場せず、蛍光灯の明滅や商品をスキャンするブザー音などによって、スーパーマーケットの日常が表現されます。

登場するレジ係もさまざまです。不慣れな仕事に戸惑う新人、家族と離れて異国で働く移民の母、日々の生活に追われるシングルマザーなど、一人ひとりが抱える思いや日常が歌われます。
普段は何気なく通り過ぎてしまうレジという場所から、そこで働く人の人生や、労働、消費社会のあり方へと視点を広げていく作品です。
ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞につながった3人の原点

本作を手がけるのは、リトアニアを拠点に活動するヴァイヴァ・グライニテ、リナ・ラペリテ、ルギーレ・バルズジュカイテの3人です。
『HAVE A GOOD DAY!』は、3人が初めて共同制作した作品として2013年に初演。その後、ヨーロッパやアメリカ、中国など世界各地の音楽・演劇・オペラフェスティバルで上演されてきました。
3人はその後、共同制作したオペラ・パフォーマンス『Sun & Sea (Marina)』を2019年の第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展にリトアニア館として出品。最高賞にあたる金獅子賞(Best National Participation)を受賞しています。
今回京都で上演されるのは受賞作『Sun & Sea (Marina)』ではなく、3人のコラボレーションの原点となった『HAVE A GOOD DAY!』。世界各地で上演されてきた作品が、今回初めて日本で披露されます。
9月25日はアフタートーク、26日は感想シェア会も
公演終了後には、日によって異なるイベントも予定されています。
9月25日(金)は、アーティストによるアフタートークを開催。台本を手がけるヴァイヴァ・グライニテと、演出・美術を担当するルギーレ・バルズジュカイテが出演し、小崎哲哉さんが聞き手を務めます。
9月25日(金)だけでなく、26日(土)の公演チケットを持っている人も参加できます。
9月26日(土)は、公演終了後に「感想シェア会」を開催。作品を観た人同士で感想を共有する場で、公演チケットを持っている人が対象です。定員10名、参加無料で、事前申し込みが必要です。
アーティスト自身の言葉から作品を掘り下げる25日と、観客同士で鑑賞体験を振り返る26日。それぞれ違った形で、公演後まで作品を楽しめます。
『HAVE A GOOD DAY!』公演概要
- 公演名:リトアニア 現代オペラパフォーマンス『HAVE A GOOD DAY!』
- 日時:2026年9月25日(金)19:00開演/9月26日(土)14:00開演
- 上演時間:約55分(休憩なし)
- 会場:ロームシアター京都 サウスホール
- 住所:京都市左京区岡崎最勝寺町13
- 料金:一般6,000円、会員5,400円、ユース(29歳以下)3,000円、18歳以下1,000円
- 備考:未就学児入場不可。9月26日(土)は託児サービスあり
- チケット取扱
- オンラインチケット https://www.s2.e-get.jp/kyoto/pt/ ※要事前登録(無料)
- ロームシアター京都 チケットカウンター TEL:075-746-3201
(窓口・電話とも10:00〜17:00/年中無休 ※臨時休館日等により変更の場合あり) - 京都コンサートホール チケットカウンター TEL:075-711-3231
(窓口・電話とも10:00〜17:00/第1・3月曜日休館日 ※休日の場合は翌平日) - チケットぴあ https://t.pia.jp/ 〈Pコード 326-074〉
- イープラス https://eplus.jp/
※2026年9月3日現在、チケット販売中。一部では「残りわずか」となっています。最新の販売状況は公式サイトをご確認ください。
スーパーという身近な場所と、そこで働く10人の日常から、労働や消費社会を描く『HAVE A GOOD DAY!』。オペラという言葉から想像する舞台とは、少し違った体験になりそうです。
日本で初めて上演されるこの機会に、現代オペラの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
※本記事は主催者発表およびロームシアター京都公式情報をもとに作成しています。
編集・文:京都のいちばんち 画像提供:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団

