「できた!」の歓声に笑顔 鈴木福さん、京都で子ども達22人とモーター作り

俳優の鈴木福さん(21)が8月19日、京都駅前の京都タワーホテルで行われた子ども向けモノづくり体験イベント「ニデックスクール サマースペシャル」に登場。

小学1年生から6年生までの22人と一緒にモーター作りに挑戦し、真剣な表情と優しい“お兄ちゃん”の笑顔を見せました。

爽やかな装いで福さん登場!

真剣な眼差しで講師の話を聞く福さん

白地の柄シャツに黒いスラックスという爽やかな装いで現れた福さん。子ども達と同じテーブルにつき、背筋をピンと伸ばして講師の解説に耳を傾ける姿が印象的でした。思わずMCからも「姿勢がきれい」と感心の声が上がるほど。

「できた!」の歓声が響いたモーター作り

子供たちに配られたキット
通電するとコイルが回る「コイルモーター」を作ります

今回の工作は、銅線やマグネットなどを組み合わせて、小さなモーターを実際に作り上げるというもの。配られたキットを前に、子ども達は真剣な眼差しでニデックの講師の説明に耳を傾けながら、慣れない手つきで部品を組み立てていきます。

細い銅線にやすりをかけ、真剣に磨き続ける姿

モーターづくりの工程の中でもポイントとなるのが「銅線にやすりをかける」作業。

導通させるために表面を削るのですが、どこまで削ればいいのか加減が難しく、子ども達も苦戦していました。

講師から「合格」の声に、思わずにっこり

福さんも同じく「難しいです。細いところが…」と顔をしかめながら何度もやすりをかけ、ニデックの講師に「これでいいですか?」と確認。OKをもらうと、思わずぱっと笑顔がこぼれていました。

細かな作業の中にも子供たちとの触れ合いで笑みがこぼれます。

やがて福さんのモーターが完成。最後の確認の瞬間には、会場の子ども達が自然と周りに集まり、「回るかな?」「うまくいってほしい!」と成功を祈るような眼差しで見守ります。

「回った!」成功の瞬間に拍手と笑顔が広がる会場

スイッチを入れると――小さな羽根が勢いよくくるくると回転! その瞬間、「できた!」という歓声と拍手が広がり、会場は大きな達成感に包まれました。

優しいお兄ちゃんの顔でサポート

作業に寄り添い、頼れるお兄ちゃんの表情を見せる福さん

早く作業を終えた福さんは、周りの子ども達に「ここはこうするといいよ」と教えてあげる場面も。

小さな手元を見守りながら「ここだよ」と声をかける福さん

真剣な表情と優しい笑顔を行き来しながら、頼れる“お兄さん”の一面を見せていました。

自由研究の思い出も披露

「工作系は小さい時から好きでした。割りばしで船を作ったりしました」と子ども時代を振り返り、自身の自由研究についても言及。「小4の時は日本の郷土料理、小5の時は世界の郷土料理を作りました。作ったあと食べるのも楽しかったです」と話しました。

省エネライフも語る

また、省エネの取り組みについては「部屋の電気をこまめに消すようにしています。家には太陽光パネルもあって、冷蔵庫の開け閉めは一度で済ませるようにしています」と、日常で心がけている工夫を紹介しました。

夏休み終盤に子ども達へエール

ニデックスクール サマースペシャルに参加した子供たちと。

イベントの最後には「子ども達と一緒にできて、僕もすごく楽しかった。きっと中学や高校でモーターを習う時に、この日のことを思い出してくれたらうれしいです。」とコメント。

夏休みの一日を締めくくる、笑顔の退場シーン

さらに「残りちょっとしかない夏休み、ぜひ楽しくいい思い出を作って、たくさん遊んでください。」とエールを送り、最後を締めくくりました。会場を後にする際には、手を振りながら退場しました。

京都発のモノづくり体験を支えるニデック

ニデック社員が講師となり、「モーターの役割」について子ども達に解説。

このイベントは、世界的モーターメーカー・ニデックの社員が講師となり、モーターの役割やモノづくりを子ども達に伝える「ニデックスクール」の一環として開催されたもの。夏休みの自由研究にも役立つ体験型プログラムであると同時に、「ニデック京都タワー」になったことを京都府民に知ってもらうという意図も込められています。

身の回りの家電製品など実物モーターも見て触れることができます。

今後「サマースペシャル」としての開催予定はありませんが、「ニデックスクール」は継続的に実施予定。京都から世界へ技術を発信する企業が、地元の子ども達にモノづくりの魅力を伝える取り組みは、今後も注目されそうです。

2024年4月1日に改名した「ニデック京都タワー」

写真・文・編集:京都のいちばんち編集部

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