サンダーバード車両を再利用した列車型エンタメレストラン、8月20日(水)先行オープン!
京都・梅小路エリアに、かつての特急サンダーバード車両をアップサイクルした新しい体験型レストラン「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」が誕生しました。
2025年8月20日(水)にレストランエリアが先行オープンし、9月20日(土)には全エリアがグランドオープンを迎える予定です。
「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」とは?
梅小路エリアに誕生した新スポット「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」。
サンダーバード車両を活用し、鉄道・アート・食が融合した体験型レストランとして注目を集めています。
サンダーバードが帰ってきた!“未来行き”に大変身

(画像提供:株式会社ダイヤモンドダイニング)
2016年に廃線となったJR梅小路短絡線の高架跡地に、かつて京都と北陸を結んでいた特急「サンダーバード」(681系)が帰ってきました。先頭車両を含む3両編成・全長約90mの空間を活用し、梅小路京都西駅直結の新スポットとして生まれ変わったのです。

このプロジェクトを手がけたのはDDグループ。アートディレクター・増田セバスチャン氏を迎え、鉄道・アート・食を融合させた“未来行き”の列車型レストランとして企画されています。
コンセプトは「Take Me To The FUTURE!」

FUTURE TRAINが示す“未来”とは、遠いSFの世界ではなく、訪れる人が自分自身の未来を考えるきっかけを得られる時間のことです。「日常の中で失いかけていたワクワク感を取り戻す」ことを目指し、食・空間・体験を通じて多様な世代に新しい刺激を届けます。
いざ、乗車!FUTURE TRAINに潜入
エントランス

店内に足を踏み入れると、まるで駅のホームに降り立ったような空間が広がっています。



駅名表示の看板やベンチ、売店のようなカウンターが設えられており、細部まで“駅らしさ”にこだわっています。ここから“未来行き”の旅が始まる感覚に。
2号車:ポップカラーのメインダイニング

ピンクとブルーを基調にしたレトロフューチャーな食堂車空間。
増田セバスチャン氏らしさを感じるポップでかわいい色味の車内は、気分が自然と上がり、思わず写真を撮りたくなります。

座席の高さや配置は実際の列車に近づけられており、リアルな列車感へのこだわりを感じます。

各車両をつなぐ部分には、実際の列車を思わせる青い貫通扉も設けられています。
実際に移動はできませんが、向こう側に進みたくなるようなデザインで、列車に乗っている気分をさらに高めてくれます。
3号車:大人のバーカウンター&賑やかボックス席

3号車は、鏡張りの壁が印象的なおしゃれな空間。
バーカウンターでは一人でゆったりとドリンクを楽しむことができ、奥には3〜5名で過ごせるボックス席も備わっています。グループで“映え”メニューをシェアしたり、ホーム席から京都の街を眺めながら食事をしたりと、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。

「本当にここに列車が停まっているのでは?」と錯覚するような設計が随所にあり、ただの飲食店では味わえない没入感を楽しめます。
映える!FUTURE TRAINの名物メニュー

「FUTURE TRAIN」を象徴する4つのメニューは、見た目のインパクトと遊び心が詰まったものばかり。ここでしか味わえないユニークな料理やスイーツを楽しめます。
・豪華絢爛バーガー -梅未来-(3,000円)

赤色のバンズが印象的なボリューム満点のバーガー。京都らしい梅をアクセントに、未来への華やかさをイメージしています。
・FUTURE駅弁ボックス(2,800円)

“駅弁”をモチーフにしたボックス型メニュー。和と洋をミックスした多彩な小鉢が並び、旅気分で楽しめます。
・バーディ・バディのパンケーキ(2,200円)

「FUTURE TRAIN」の車掌「バーディー・バディ」の顔をデコレートしたかわいらしい一皿。ふんわり生地とカラフルなトッピングで、遊び心あふれるスイーツです。
・KAWAII五重塔パフェ(2,600円)

京都のシンボル・五重塔をパフェで表現。カラフルな層とデコレーションが目を引き、写真映え抜群の逸品です。
気になるお味は?試食レポート

取材時には、一部をミニサイズや展示用サンプルとして先行公開。実際に提供されるイメージを体感することができました。

特に筆者が「ずっと食べ続けていたい!」と思うほど手が止まらなかったのが、緑色のポテト「MATCHAフレンチフライ with 小豆ホイップ」です。甘味と塩気のバランスが良く、抹茶の風味が効いた京都らしさ満開のポテトでした。
なお、8月20日のプレオープンからは全メニューが提供されています。フルサイズでの体験をぜひ楽しんでみてください!
未来行き列車を生んだ、増田セバスチャンの思い

(画像提供:株式会社ダイヤモンドダイニング)
本施設のメインターゲット層は、梅小路公園や京都水族館などに集まるファミリー層に加えて、25〜35歳のポップカルチャー世代。その層を呼び込むために「Kawaiiカルチャーの第一人者」である増田セバスチャン氏が起用されました。
セバスチャン氏自身も「子どもの頃から鉄道が好きで、当時流行していた『銀河鉄道999』やミステリーツアーのワクワク感が原体験」と語ります。大人になっても“ドキドキワクワク”を取り戻したいという思いが、このFUTURE TRAINという形で実現しました。
地域の人もワクワク!梅小路に広がる期待
プレオープン時に訪れた地元住民からは「何ができるのかと思っていたけど、こんなにリアルとは」「店内が可愛くて驚いた」といった声が聞かれました。
梅小路公園の散歩コースの延長で立ち寄れる“地域の新しい顔”としても期待されています。
店舗情報

- 店名:FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE
- 場所:JR「梅小路京都西駅」直結
- 座席数:計24卓88席(バー/テラスを除く)
- 営業時間:
- 平日 LUNCH 11:00〜16:00(L.O.15:00)/DINNER 17:00〜23:00(L.O.22:00)
- 土日祝 ALL DAY 11:00〜23:00(L.O.22:00)
- 料金目安:ランチ 2,500〜3,000円/ディナー 5,500〜6,500円
<参考リンク>
- FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE 公式サイト
- DDグループ 公式店舗情報
- 増田セバスチャン Official Site – FUTURE TRAIN プロジェクト
- ASOBISYSTEM NEWS – FUTURE TRAIN
※本記事の内容はプレオープン時の取材に基づいています。実際の提供内容は、グランドオープン以降に変更となる場合があります。
写真・文・編集:京都のいちばんち編集部