BitSummitに“いけず女将”再び!京都人の本音と建前を読み解く体験ブースが登場

「それって褒めてるの…?いや…まさか、これがいわゆる『いけず』なのか?!」

京都人の本音と建前、見抜けますか?

京都人が紡ぐ、一見して本音が見えにくいけれど奥深い「京都流のコミュニケーション文化」。
そんな京都独自の“いけず”をテーマにした体験ブースが、2025年7月開催のインディーゲームの祭典「BitSummit the 13th “Summer of Yokai”」に出展されます。

体験できるのは、京都市勧業館みやこめっせで開催される本イベントの「京都府ブース」内。
京都らしい表現文化をユニークに紹介する内容で、国内外の来場者に向けて“KYOTOの奥深さ”を発信します。

主催は、“あらゆる『ない』からコンテンツを生み出す”《ない株式会社》と、京都を拠点に企画・デザインを手がける《株式会社CHAHANG》。両者はこれまでにも「いけず女将」シリーズなどで京都文化をテーマとした体験企画を手がけており、今回もその延長線上での出展となります。

目次

「いけず体験コーナー」で本音と建前を見破る

このブース最大の目玉は、「いけず」を見抜くコミュニケーションゲーム体験。

体験者は「よそさん」として自己紹介をすると、
京都人役の大西里枝さん(京扇子 大西常商店・4代目女将)と、ふたござのまろさん(祇園祭 四条傘鉾囃子方・歌人)から“褒め言葉”を受け取ります。

しかし、どちらか一方は“いけず京都人”役。
一見ほめているようで、じつは…?
あなたは“いけず”を見破ることができるでしょうか?

正解者には「いけずコースター」が進呈されるとのこと。
この体験は事前予約不要で、BitSummit入場券をお持ちの方ならどなたでも参加可能です。

京都人役を務める2人からのコメント

大西里枝さん(京扇子 大西常商店 4代目女将)

「寄せてくださった期待を裏切らぬよう、身も凍るようないけずをご用意してお待ちしております。夏の肝試しがてら、ぜひブースにお出ましいただけましたら幸いです。」

ふたござのまろさん(祇園祭 四条傘鉾囃子方/歌人/中高社会科講師)

「いけずとは、皆が薄く広く知り合いの京都にあって『やんわりと意図を表明する』優しさの修辞です。単に一見きれいな言い回しで悪口を言うものとは違います。この“レトリック”を体験できる場として、京都人狼ブースをぜひお楽しみください。」

オリジナルグッズで“いけず文化”を持ち帰ろう

ブースでは、体験以外にも京都の“いけず文化”をテーマにした関連グッズの販売も行われます。

京都人狼(税込5,500円)

本音と建前の応酬が止まらない“いけず系”正体隠匿ゲーム。
京ことばで「褒め合いながら疑う」という、心が削れる人間不信ボードゲームです。
「滋賀人」を加えた応用ルールもあり、関西出身者ならより深く刺さるかも…?4〜8人でプレイ可能。

いけずステッカー(税込880円)

表にはやさしい京ことば、裏には鋭い本音。
「トイレ・玄関・ポスト・食卓」など、貼る場所ごとに“絶妙に刺さる”仕掛けが。

いけずコースター5枚セット(税込550円)

表:女将「ぶぶ漬けでもどうどす?」
裏:「はよ帰らんかい」——。
京都名物“ぶぶ漬けトラップ”をコースターに再現した、笑撃の一枚。

きょうみくじ(税込300円)

なんと「凶」しか出ない運勢おみくじ。
でも、そこは京都。
やんわりとした建前で包まれた不吉メッセージの“裏”を読むのが醍醐味です。

イベント開催概要

  • イベント名:BitSummit the 13th “Summer of Yokai”
  • 会場:京都市勧業館みやこめっせ 1F 第2展示場 京都府ブース
  • 開催日程
    • ビジネスデイ:2025年7月18日(金)10:00〜17:00
    • パブリックデイ:2025年7月19日(土)10:00〜17:00
    • 体験コーナーは両日とも10:00〜12:00、13:00〜16:00に実施予定
  • 主催:ない株式会社 × CHAHANG
  • 参加方法BitSummit入場チケットをお持ちの方は予約不要で体験可能

BitSummitとは?

BitSummit(ビットサミット)は、日本国内最大級のインディーゲームの祭典
2013年より毎年京都で開催されており、世界中のゲームクリエイターやファンが一堂に会するイベントです。
最新のインディーゲーム展示に加え、ステージイベントや企業ブースも多数出展。

2025年は「Summer of Yokai(妖怪の夏)」をテーマに、京都市勧業館みやこめっせで開催されます。

編集部より|いけず女将、再び。京都文化の発信に注目!

「いけず」という言葉には、京都ならではの“間合い”や“察し”の文化が詰まっています。
今回の出展は、単に面白いだけでなく、そうした京都人の繊細な感性を見えるかたちで伝える試みです。

2025年1月に開催された会話型読み解きイベント「この先いけずな京町家」が話題となった“いけず女将体験”に続き、今回もまた“京都らしさ”を体感できる場として、国内外からの注目を集めそうです。

▶ ”いけず女将”関連レポート:
【体験レポ】この先いけずな京町家|いけずは京都ならではの高度なコミュニケーションだった…!
【現地レポ】京都100本菖蒲|女将が挑む伝統の本気菖蒲(勝負)!

本音と建前という京都らしいコミュニケーションの奥深さを、遊びを通して知れる貴重な機会。
BitSummit来場予定の方は、ぜひ「京都府ブース」で立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

文・編集:京都のいちばんち編集部 写真:PR TIMES

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次