2026年3月26日、京都で桜の開花が発表されたタイミングで訪れた世界遺産・醍醐寺。
現在開催中の「NAKED meets 世界遺産 醍醐寺―醍醐花見―」では、咲き始めの桜とデジタルアートが重なり合い、“体験として楽しむ花見”が広がっていました。
会期中には満開を迎える見込みで、桜と光の演出が重なり合う、より見応えのある景色になることが期待されます。
本記事では、実際に訪れて感じた体験の様子と、より楽しむためのポイントを紹介します。
仁王門をくぐった瞬間、空気が変わる

まず印象的だったのが、入口の仁王門。
ライトに照らされた門と静かに響く音。
一歩足を踏み入れた瞬間に、空気がふっと変わる感覚があります。
行灯の光に導かれるように進んでいくと、ただ歩いているだけなのに、
“何かが始まる”感覚が自然と生まれてくるのが不思議でした。
金堂エリアは“観る”から“感じる”へ

金堂では、プロジェクションマッピングと桜のライトアップが重なる演出が予定されています。
ただ、今回の内覧時は前日の雨の影響で機材に不具合があり、建物への投影を見ることはできませんでした。
そのため、今回紹介している写真や体験はあくまで一部ですが、本来は建物全体に映像が広がることで、より没入感のある空間になるとされています。

床マッピングでは、JR東海「そうだ 京都、行こう。」とのコラボレーション演出も実施。ここでしか味わえない体験となっています。
五重塔前の茶体験は、印象に残るひとときに

そして、このイベントの中でいちばん印象的だったのが五重塔前。
桜と光に囲まれた空間で、お茶をいただく時間。
そこに光の演出が重なり、茶道の所作までもが空間の一部になっていました。
提供されるのは、福寿園の石臼挽き宇治抹茶。
香りや味わいにもこだわりが感じられ、体験としての満足度をより高めてくれます。

ただ“美しい景色を楽しむ”だけでなく、
花見のもてなし文化を体験する時間として記憶に残る内容でした。
夜桜茶席(五重塔前)
- 内容:立礼による茶道パフォーマンス+呈茶体験(デジタルアート演出と融合)
- 料金(税込):
・一般席:1,000円
・特別席:1,500円(1日24名限定) - 予約:事前予約不要
- 特徴:
・特別席はより近距離で演出体験
・特別席限定のお土産あり
※イベント入場料とは別途料金が必要
弁天池は、静けさと美しさをゆっくり味わえる場所

五重塔のエリアから少し歩いた先にある弁天池は、会場の中でも比較的落ち着いた空間です。
エリアの奥に位置しているため人の流れも穏やかで、ゆっくりと景色を楽しめる雰囲気がありました。

水面には弁天堂や桜が映り込み、ライトアップと重なることで、リフレクションならではの美しさが広がります。
派手な演出ではないものの、写真に収めたくなるような“映え”スポットのひとつです。
体験をさらに広げる、楽しみ方のポイント
会場では、桜の鑑賞だけでなく、体験を広げるためのコンテンツも用意されています。

会場内では夜桜デザインの限定御朱印の授与や、和ろうそくのワークショップも実施されています。
いずれも期間限定・数量限定のため、気になる方は早めのチェックがおすすめです。
限定御朱印
- 価格:1躯 1,000円
- 場所:観音堂前特設コーナー
※数量限定(なくなり次第終了)
※夜間イベント中のみ授与

さらに、地下鉄・バス1日券などを提示すると、通常500円の「NAKEDディスタンス提灯®」を無料でレンタル可能。
実際に持って歩くことで、会場の演出と一体化し、写真撮影もより楽しめます。
NAKEDディスタンス提灯®
- 通常料金:500円(レンタル)
- 無料条件:地下鉄・バス1日券 または 地下鉄1日券を提示
※当日利用のチケットのみ対象
※数量限定(なくなり次第終了)

飲食ブースでは、桜ラテや京風おでんなどの温かいメニューも提供されており、
少し肌寒さの残る夜でも、無理なくゆっくり過ごせるのも嬉しいポイントです。
飲食メニュー
- 京風おでん(大根・卵・玉こんにゃく2個):600円(税込)
- 桜ラテ:600円(税込)
- お茶(煎茶・ほうじ茶・玄米茶):各300円(税込)
イベント概要

- イベント名:「そうだ 京都、行こう。Presents NAKED meets 世界遺産 醍醐寺 ―醍醐花見―」
- 開催期間:2026年3月27日(金)〜4月12日(日)
- 開催時間:18:30〜21:30(最終入場 20:50)
- 会場:醍醐寺(京都市伏見区)
- チケット料金(税込):
通常チケット
・平日:大人1,800円/小学生1,200円
・土日祝:大人2,000円/小学生1,400円
早割(EX旅先予約)
・平日:大人1,400円/小学生1,000円
・土日祝:大人1,600円/小学生1,200円
※未就学児無料
※混雑時は入場制限あり
公式サイトはこちら
満開でさらに印象が変わる可能性も

今回は開花直後の訪問でしたが、2026年3月27日時点では桜は「咲き始め」の状態。
例年、醍醐寺の桜は3月末にほころび始め、4月にかけて満開を迎えます。
桜のボリュームが増すことで、光との重なり方や空間の密度も変化し、
また違った印象になることが想像されます。
実際に訪れてみて、この空間は満開のタイミングでさらに完成度が高まると感じました。
時期を変えてもう一度体験してみたくなる、そんな余白のあるイベントです。
まとめ:夜桜の中に入り込む、新しい花見体験
単なるライトアップではなく、
空間の中で過ごす時間そのものを楽しむ花見体験が広がっていました。
開花直後でも十分に楽しめる一方で、満開の時期にはまた異なる表情が期待されます。
満開時期に合わせてぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
※本記事は編集部が実際に訪問・体験した内容をもとに紹介しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。京都観光の予定にあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
編集・文・写真:京都のいちばんち

