京の夏の旅2025開催!昼と夜で楽しむ京都の“非公開文化財×夏の美景”

「京の夏の旅」は、京都市と京都市観光協会(DMO KYOTO)が主催する、毎年夏恒例の特別拝観企画です。2025年は記念すべき第50回という節目の年を迎え、例年以上に注目が集まっています。

今年のテーマは、「近代京都の名建築と、夏に訪ねたい水景」。普段は立ち入ることのできない非公開文化財を中心に、涼やかな水景やモダン建築が夏の京都を彩ります。

目次

開催概要|京の夏の旅2025

  • 開催期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)
  • 主催:京都市・公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)
  • テーマ:近代京都の名建築と、夏に訪ねたい水景
  • お問い合わせ:京の夏の旅コールセンター(075-585-5181/9:00〜17:00)
  • 公式サイト:京都観光Navi 特設ページ

京の夏の旅2025|注目の特別拝観スポット

今年は、昭和100年というタイミングも重なり、京都に残る近代建築や“涼”を感じる水辺空間が数多く登場します。特に、初公開スポットが豊富な点も、2025年ならではの大きな魅力です。

渉成園(枳殻邸)燕申堂【初公開】

東本願寺門首の親族の住居だった非公開部分、一般公開は初!
  • 公開期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)
  • 時間:10:00〜16:30(最終受付16:00)
  • 料金:大人500円/小学生250円
    (※庭園維持寄付金:大人700円以上、中高生300円以上)
  • 見どころ:銀のツバメの釘隠しが施されたモダン建築「燕申堂」。静かな庭園と水景の融合美。
銀でできたツバメの釘隠

東本願寺 御影堂門【初公開】

「お東さん」の入口(ゲート) 日本一高い木造二重門!
  • 公開期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)
  • 時間:10:00〜16:30(最終受付16:00)
  • 料金:大人(中学生以上)800円/小学生400円
  • 見どころ:門首の親族の居住空間だった非公開部分を初公開。近代和風の建築美を堪能できます。

先斗町歌舞練場【初公開】

先斗町のランドマーク 和洋折衷の劇場建築
  • 公開期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)※ 9月3日・11日~15日は見学休止
  • 時間:10:00〜16:30(15〜20分おきのガイドツアー形式)
  • 料金:大人(中学生以上)800円/小学生400円
  • 見どころ:鴨川を望む劇場空間。伝統とモダンが融合した京都の芸能文化の舞台が夏限定で公開。

仁和寺 観音堂【6年ぶりの公開

三十三体の仏像が並ぶ極彩色の荘厳な空間
  • 公開期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)※期間中、毎月18日は拝観休止
  • 時間:10:00〜16:30(30分ごとに僧侶の案内あり)
  • 料金:大人(大学生以上)700円/高校生以下無料
  • 見どころ:重要文化財に指定された観音堂を僧侶の解説付きで拝観。仏教美術と歴史を感じられる空間。

旧三井家下鴨別邸〈主屋二階〉

竣工から100周年!緑に包まれた豪商の別邸
  • 公開期間:2025年8月29日(金)~9月7日(日)※水曜休館
  • 時間:9:00〜17:00(最終受付16:30)
  • 料金:大人800円/中高生500円/小学生400円
  • 見どころ:近代京都を象徴する邸宅建築。2階から眺める庭園と水景が、静かな涼を演出します。

効率よく巡るなら「おこしバス」特別コース

画像出典:おこしバス 京都定期観光バス

「京の夏の旅2025」では、テーマに沿った定期観光バス「おこしバス」も運行されます。

  • コース名:「京の名建築と夏の風物詩・渓涼床をたずねて」
  • 運行期間:2025年7月11日(金)〜9月30日(火)
  • 出発地:JR京都駅 烏丸口(10:30発)
  • 所要時間:約5時間30分
  • 料金:大人13,400円(昼食付)
  • 予約:公式サイトはこちら
  • 問い合わせ:075-672-2100(おこしバス予約センター)
昼食会場は「しょうざん 渓涼床」で夏の風物詩「床」を堪能。
(画像出典:おこしバス 京都定期観光バス

【訪問予定スポット】
渉成園 燕申堂/先斗町歌舞練場/しょうざん 峰玉亭 ほか
※昼食は「渓涼床」にて(悪天候時は屋内)

暑さを避けて楽しむ「京の夏の夜の旅」

涼やかな夜の京都で文化財を鑑賞

50回記念の今年は、夜の時間帯に楽しめる特別拝観も充実しています。
昼間の暑さを避けて、幻想的な光と音に包まれる夜の文化財鑑賞をぜひ体験してください。

仁和寺 観音堂|夜間特別公開と境内ライトアップ

閉門後の静かな境内の幻想的な夜間ライトアップ
  • 公開期間:2025年7月11日(金)〜7月21日(祝・月)
  • 時間:18:30〜21:00(受付終了20:30)
  • 料金:大人1,700円/高校生以下無料
  • 特徴:閉門後の静寂な境内で、重文・観音堂内部を幻想的にライトアップ。昼間とは異なる趣が魅力です。

上賀茂神社|龍神詣りと足つけ夕涼み

「ならの小川」に足を浸し1,000個以上の風鈴の音を楽しむ
  • 公開期間:2025年7月14日(月)〜7月23日(水)
  • 時間:18:30〜21:00(受付終了20:30)
  • 料金:大人1,200円/小学生600円
  • 特徴:「ならの小川」に足を浸し、約1,000個の風鈴が涼やかに鳴り響く幻想的な空間に浸ることができます。さらに、神職による案内付き特別参拝も。(基本料金に別途1,000円で体験可能。※要予約

旧三井家下鴨別邸|夏の夜間開館

黄昏時から始まるライトアップ
  • 公開期間:2025年7月18日(金)〜21日(祝・月)、25日(金)〜27日(日)
  • 時間:17:30〜20:30(受付終了20:00)
  • 料金:
    • 【一階席】大人(大学生以上)1,200円/中高生600円(ワンドリンク付)
    • 【二階席】大人(大学生以上)1,800円/中高生900円(ワンドリンク付) 
    • 小学生以下無料
  • 特徴:ライトアップと風鈴の音色が涼を演出する空間。夕暮れから夜にかけて変化する庭の表情も魅力です。

夜の特別体験と暑さ対策も万全

  • 夜間拝観の多くは18:30〜21:00に設定されており、涼しい時間帯に安心して楽しめます
  • 一部施設ではクーリングスポット(休憩所)も完備。
  • 神職・僧侶の案内付き特別参拝や、夜間の少人数体験プログラムも開催される予定です。

まとめ|「京の夏の旅2025」で、夏の京都を再発見しよう

非公開文化財や名建築が期間限定で公開される「京の夏の旅2025」。
今年は50回記念として、涼やかな水景と近代建築をテーマに、昼と夜の京都を五感で味わえる特別な体験が用意されています。

拝観は各施設で時間・料金が異なるため、事前のチェックは必須です。
夜間ライトアップや定期観光バス「おこしバス」なども上手に活用し、この夏だけの京都の魅力をたっぷり堪能してください。

文・編集:京都のいちばんち編集部 写真:PR TIMES

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