京都では近年、観光スタイルの変化とともに、「朝の時間」をどのように使うかに注目が集まっています。
ホテル朝食の混雑回避や、限られた滞在時間を有効に活用したいというニーズを背景に、外で朝食をとる選択肢が広がってきました。
こうした流れの中、牛カツ専門店として知られる牛カツ京都勝牛 四条烏丸SUINA室町店が、ブランドとして初となる本格的な朝食メニューを導入します。
同社によると、「作る時間」そのものを価値に変える体験型朝食を通じて、“京都で朝を過ごす意味”を感じてもらうことを目指しているといいます。
店舗は2026年2月3日(火)にグランドオープン予定です。
拡大する京都の朝食需要と、その背景
京都市内では、訪日外国人観光客の宿泊数増加に加え、朝食時間帯に外食を利用する動きが強まってきているといわれます。
特に和定食スタイルの朝食は「京都らしい体験」として評価が高く、早朝から営業する専門店も増加傾向にあります。
京都勝牛によると、こうした市場環境を踏まえ、既存店では開店時間を段階的に早める検証を行なってきたといいます。
その結果、朝の時間帯でも一定の来店が見込めたことから、今回、ブランドとして初めて本格的な朝食メニューの提供に踏み切ったと説明しています。
四条烏丸という立地が生む“朝の使いやすさ”

新店舗は、京都屈指のビジネス・観光拠点である四条烏丸エリア、SUINA室町1階に出店します。
京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」26番出口直結に加え、市バス「四条烏丸」停留所からも徒歩すぐという高い利便性が特徴です。
京都駅からも地下鉄で約3分とアクセスが良く、観光前の朝食を無理なく組み込みやすい立地条件が整っています。
同社では、観光客の朝食需要に応えるうえで、この場所が適していると判断したとしています。
ターゲットは“ちょっと贅沢な朝”を求める層

同社によると、朝食の主なターゲットは国内外の観光客です。
価格帯は1,900円〜3,600円に設定されており、同社ではホテルの朝食ブッフェも意識した水準だと説明しています。
朝食は日常使いというよりも、「旅先で楽しむ少し特別な朝」を想定した位置づけとのこと。
限られた滞在時間や胃袋の容量の中で、京都らしい食体験をしっかり味わってもらうことを意識した構成だといいます。
待つ時間を楽しむ、体験型「ちりめん山椒」

朝食限定の取り組みとして用意されているのが、京都名物「ちりめん山椒」を“自ら仕上げる”体験型メニューです。
全ての朝食メニューにちりめん山椒が付き、料理を待つ間、卓上の鉄板でじゃこと出汁、自家製の山椒だれを軽く火入れします。

火を入れる音や立ち上る香りを楽しみながら仕上げる工程そのものを、朝の時間の体験価値として提供したい考えだといいます。
スピードや効率が求められがちな朝の時間帯に、「待つ時間」をあえて楽しむ設計が特徴です。
試食会で体感した「黒毛和牛の西京漬け焼き 朝御膳」

編集部が参加した試食会では、朝食メニューの中から自由に選ぶ形式が取られていました。
その中で編集部がいただいたのが、「黒毛和牛の西京漬け焼き 朝御膳」です。

西京味噌で漬け込まれた黒毛和牛を主役に、出汁巻き玉子、生湯葉、生麩田楽など、朝から京都らしさを感じられる副菜が並び、朝食としてはしっかりとしたボリューム感があります。

出汁巻き玉子は出汁の甘みが穏やかで、御膳全体の味のバランスを整える存在。
朝食としても食べ進めやすい一品です。

ご飯は、その時期に最も美味しい国産米を厳選した「おひつごはん」。
先に仕上げたちりめん山椒をかけたり、和牛と合わせたり、味付けのりや漬物でさっぱりいただくなど、食べ進め方の自由度も印象的でした。

メインの黒毛和牛は、そのままでも食べられる焼き加減で提供されながら、勝牛ならではの卓上鉄板で好みに応じて再加熱が可能。
ジュッという音とともに立ち上る香りが食欲を刺激します。

食後には甘味として、抹茶風味のいちご大福も添えられます。
編集部としても、朝から京都の食を楽しめたと感じる内容でした。
店舗情報

- 店舗名:牛カツ京都勝牛 四条烏丸SUINA室町店
- 開業日:2026年2月3日(火)
- 所在地:京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 SUINA室町1F
- アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「烏丸駅」、阪急京都線「四条駅」26番出口直結
- 営業時間:7:30〜22:00(L.O.21:30) *朝食営業 7:30〜10:00
- 席数:46席
- 公式サイト:https://gyukatsu-kyotokatsugyu.com/store/suina-muromachi
まとめ:京都で“朝を過ごす意味”を体験できる新しい朝食
牛カツ京都勝牛 四条烏丸SUINA室町店の朝食は、単に早く食べられる和定食ではなく、
「作る」「待つ」「味わう」という一連の時間を含めて提供する体験型の取り組みです。
観光前のひとときを、少しだけ贅沢に過ごす——。
京都の朝食スポットのひとつとして、旅の予定を立てる際にチェックしておきたい新店といえるでしょう。
※本記事は編集部が取材した情報をもとに構成しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。京都観光の予定にあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
編集・文・画像:京都のいちばんち

