京都・烏丸に、遠隔操作の分身ロボットOriHime(オリヒメ)が接客するOrySNACK Kyoto(オリスナック京都)が開業します。オープンは2026年12月4日(金)。京都を中心としたお酒やおつまみを味わいながら、ロボットを操作する「パイロット」と会話を楽しめるスナックです。
場所は、同日にウィングス京都1階で開業する大垣書店のBOOKHOME内。オリィ研究所として関西初の常設店になります。
仕事帰りの一杯に、OriHimeと会話する
カウンター越しに接客するOriHimeは、パイロットが自宅などから遠隔で操作します。お酒のことや日々のことを話しながら過ごせるのが、OrySNACK Kyotoの特徴です。
店内には、予約制の日本酒飲み比べエリアと、予約なしで利用できるスナックエリアを設けます。営業時間は17時から23時まで。9席と立ち飲みスペースがあり、仕事帰りに一杯を楽しむ場としても利用できそうです。
予約制の飲み比べでは、京都を中心とした4種類の日本酒を用意します。酒蔵の歴史や地域の文化、つくり手の思いも、パイロットとの会話を通じて知ることができます。
吉藤オリィ氏がOrySNACK Kyotoに託すもの

OrySNACK Kyotoは、単に新しい飲食店をつくる取り組みではありません。
オリィ研究所は、病気や障害、介護や子育てなどで外出や移動が難しい人の、社会参加や働き方の選択肢を広げるために、OriHimeを活用してきました。2021年には東京・日本橋で分身ロボットカフェ DAWN ver.βを開業し、現在は全国各地から100名を超えるパイロットが遠隔接客を行っています。
同社代表の吉藤オリィ氏は、インターネットで人とつながりやすくなった一方で、「予期しなかったものと出会う」機会は減っているのではないかと語ります。
OrySNACK Kyotoで目指すのは、パイロットが地域の客と出会い、会話を重ね、常連客との関係を築くことです。将来的には、寝たきりでも自分の店として独立できる小型店舗型の就労モデルにつなげる考えです。
お酒を介した会話の中で、来店客はパイロットの生き方や考え方に触れ、パイロットもまた地域との接点を持てます。京都で行ったキャラバンカフェでの反響も、今回の常設店開業の背景になったといいます。
北川本家の協賛で、酒蔵や地域の物語に触れる
日本酒の飲み比べには、伏見の蔵元・北川本家が協賛します。同社は「富翁」で知られる蔵元です。
飲み比べでは、味わいだけでなく、酒蔵や土地の背景もパイロットが紹介します。お酒に詳しくない人も、会話をきっかけに一杯を選べる時間になりそうです。
OrySNACK Kyotoが入るBOOKHOMEとは

BOOKHOMEは、大垣書店がウィングス京都1階で始める滞在型書店です。本のある場所を「もうひとつの家」のように過ごせる場として掲げます。

靴を脱いで座れる一角や、仕事・勉強に向かえる席などを備え、書籍販売のほか、学びや飲食の場も展開する予定です。
本との出会いを生むBOOKHOMEと、人との会話を生むOrySNACK Kyoto。吉藤氏が語る「思いがけない出会い」の場として、二つの店が同じ場所に入ります。
先行予約はクラウドファンディングで9月16日から
開業に先立ち、2026年9月16日(水)からCAMPFIREでクラウドファンディングを始める予定です。
リターンには、先行予約チケットや支援者限定のメンバーシップカードなどを用意します。詳細はOrySNACK Kyotoのプロジェクトページで案内される予定です。
開業概要
OrySNACK Kyoto(オリスナック京都)
- 開業日:2026年12月4日(金)
- 場所:BOOKHOME内(京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262 ウィングス京都1階)
- 営業時間:17:00〜23:00
- 席数:9席+立ち飲みスペース
- 内容:分身ロボットOriHimeによる接客、京都を中心とした日本酒4種類の飲み比べ(要予約)。予約なしの利用も可
- 運営:株式会社オリィ研究所/協賛:株式会社北川本家
- 先行予約:2026年9月16日〜 CAMPFIREのプロジェクトページ
BOOKHOME(ブックホーム)
- 開業予定日:2026年12月4日(金)
- 住所:京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262 ウィングス京都1階
- 営業時間:8:00〜23:00(予定)
- 運営:株式会社大垣書店
- 地図:https://www.google.com/maps/search/?api=1&query=ウィングス京都
- 公式サイト:https://book-home.jp/
まとめ:お酒と会話から、地域との接点をつくる
OrySNACK Kyotoは、OriHimeを通じてパイロットと会話を楽しめるスナックです。夜の一杯を楽しむ場であると同時に、外出が難しい人も地域と関わり続けられる、新しい働き方の試みとして注目されます。
※本記事は主催者・施設の発表および公式サイトの情報をもとに、編集部が内容を確認して構成しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。
編集・文:京都のいちばんち 画像提供:株式会社オリィ研究所/株式会社大垣書店

