キツネ日和の朝ごはんを実食|京都駅近くで出来たて豆腐の「麻婆とうふ定食」

キツネ日和の朝ごはん「麻婆とうふ定食」

京都駅八条口近くのキツネ日和では、朝食需要の高まりを受け、土・日曜を中心に豆腐が主役の朝ごはんを提供しています。2026年8月に登場した新メニューが、豆乳と貝出汁で仕立てる「麻婆とうふ定食」です。

今回、編集部が実際にいただいてきました。朝から出来たての豆腐と揚げたてのおあげを味わえる、ほっとする朝ごはんでした。実食レポートをお届けします。

目次

京都駅近くのキツネ日和で味わう週末の朝ごはん

京都駅八条口近くにあるキツネ日和の外観

キツネ日和は、居酒屋と豆腐料理を組み合わせた店として、2024年2月にオープンしました。場所は京都駅八条口から南へ徒歩約3分。京都観光の始まりにも立ち寄りやすい立地です。

週末の朝ごはんを始めたのは2025年10月。店では、出来たての豆腐をもっと身近に味わってほしいとの思いから、朝の時間帯に豆腐を主役とする定食を提供しています。

店によると、朝食の利用者は現在、日本人客が中心だそうです。

新メニュー「麻婆とうふ定食」を実食

キツネ日和の店頭に掲示された朝ごはんメニュー
取材時(2026年9月)に店頭で案内されていた朝ごはんメニュー

今回いただいたのは、2026年8月1日に提供を始めた新メニュー「麻婆とうふ定食」2,800円です。豆乳と貝出汁を合わせたスープに麻婆餡を重ね、豆腐のやさしい甘みと辛さを一緒に楽しめるよう仕立てています。

「麻婆とうふ定食」の内容は、麻婆とうふ、揚げたてのおあげ、だし巻き、ごはん、オレンジ玉子、3種類の薬味です。取材時には、ザーサイ、青ねぎ、自家製の食べるラー油が添えられていました。ごはんは1杯まで無料でおかわりできます。

辛さより豆腐の甘みを感じる、朝の麻婆豆腐

豆乳と貝出汁のスープに麻婆餡と青ねぎをのせた麻婆とうふ

卓上コンロにのせられた鍋には、大きめの豆腐が存在感たっぷりに盛られています。豆腐は当日の朝に店内で手作りしたもの。滋賀県産の大豆「里のほほえみ」と「白丹波」を使っています。

箸で持ち上げても崩れにくい一方、口に運ぶとなめらかにほどけるやわらかさです。硬すぎず、やわらかすぎない食感からも、豆腐を主役として味わってほしいという店の思いが伝わってきます。

豆乳と貝出汁を合わせたスープはまろやか。麻婆餡や青ねぎと一緒に食べても辛さが前面に出すぎず、大豆の甘みを感じられました。一般的な麻婆豆腐の力強い辛さとは異なり、朝にも食べやすい穏やかな味わいです。最後まで飲み干したくなるスープでした。

自家製の食べるラー油などで味の変化を楽しむ

麻婆とうふ定食に付くザーサイ、青ねぎ、自家製の食べるラー油
薬味は左から、ザーサイ、青ねぎ、自家製の食べるラー油

途中でザーサイや青ねぎ、自家製の食べるラー油を加えると、ひと口ごとに異なる味を楽しめます。

まずは豆腐とスープのやさしい味をそのまま確かめ、後半に薬味を足していくのがおすすめです。辛さがほしい場合も、食べるラー油で好みに合わせて調整できます。

揚げたてのおあげは、ごはんが進む一品

今回、特に楽しみにしていたのが揚げたてのおあげです。注文を受けてから店内で揚げ、熱々の状態で提供されます。店の発表によると、低温と高温で約20分かけて二度揚げしているそうです。

店内でおあげを油に入れて揚げている様子
おあげは低温と高温で約20分かけて二度揚げ

運ばれてきたおあげの上では、鰹節がゆらゆらと動いていました。表面は香ばしく、中はふわふわ。揚げたてのおあげには味噌ソースがかけられているため、醤油などを加えなくても十分においしくいただけました。

鰹節と青ねぎをのせた揚げたてのおあげ
鰹節と青ねぎをのせた揚げたてのおあげ

おあげだけでも、ごはんが一膳進みそうです。麻婆とうふと交互に食べているとごはんが足りなくなりますが、1杯まで無料でおかわりできるのもうれしいところです。

「オレンジ玉子」は大分県産の「蘭王」

鮮やかなオレンジ色の黄身が特徴の大分県産ブランド卵「蘭王」
鮮やかなオレンジ色の黄身が特徴の大分県産ブランド卵「蘭王」

定食に付く「オレンジ玉子」は、大分県のブランド卵「蘭王」です。その名の通り、黄身は鮮やかなオレンジ色。濃厚なコクがあり、とろりとした口当たりでした。

ごはんにかけて卵かけごはんにしても、麻婆とうふに加えても楽しめます。店では、残った麻婆餡と卵黄をごはんにのせ、締めの麻婆丼にする食べ方も案内しています。

出来たての豆腐から揚げたてのおあげ、薬味、卵まで、食べ進める順番や組み合わせを自分で選べる定食でした。

豆腐の朝ごはんを、京都から全国へ

木のカウンターとオープンキッチンがあるキツネ日和の店内

キツネ日和では、朝ごはんの取り組みを広げるため、クラウドファンディングも実施しました。その背景にあるのは、出来たての豆腐を日常の食事として、より身近に楽しんでほしいという思いです。

今後について尋ねると、店からは「今後は、この朝ごはんを仕組みにして、全国の豆腐屋さんで朝ごはんが食べられるようになれば」との回答がありました。

京都駅近くで始まった豆腐の朝ごはんが、将来は各地の豆腐店へ広がっていくかもしれません。料理のおいしさだけでなく、豆腐店の新しい朝の形を提案する取り組みとしても注目したいところです。

予約方法・営業時間・アクセス

※営業時間や提供メニューは変更となる場合があります。詳しい営業日は公式Instagramをご確認ください。

まとめ:京都駅近くで、豆腐が主役の朝ごはんを

今回いただいたのは、新メニューの「麻婆とうふ定食」。一番人気の「キツネの湯どうふ定食」は、また次の機会に味わってみたいと思います。出来たての豆腐と揚げたてのおあげにほっとする、また訪れたくなる朝ごはんでした。京都駅近くで京都観光を始める朝にはもちろん、土・日曜に少し特別な朝食を楽しみたいときにもおすすめです。

京都の朝ごはんをさらに探すなら、京都の朝ごはんおすすめガイド八代目儀兵衛の朝限定「朝御膳」実食レポートもあわせてご覧ください。


※本記事は編集部が2026年9月5日(土)に取材・体験した内容と、店舗の公式発表をもとに構成しています。メニューや営業時間は変更となる場合があります。最新情報や詳細は公式サイト、公式Instagramをご確認ください。

編集・文・写真:京都のいちばんち

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