京都のお抹茶体験まとめ|静寂・アート・本格茶道までおすすめ5選

いま、国内外で再燃している“抹茶ブーム”。
抹茶ラテやスイーツとしての親しみやすさはもちろんのこと、茶道体験やアートとの融合など、抹茶を軸にした新たな楽しみ方も増えつつあります。なかでも京都は、古くから続く茶の湯文化と、現代的な感性が共存する唯一無二の地。

そこで今回は、「京都のいちばんち」的視点で、目的別に京都のお抹茶体験スポットを厳選してご紹介!
静寂の中で心を整えたい人から、アートに触れながら茶を楽しみたい人、本格的な茶道を学んでみたい人まで——。
抹茶をきっかけに、京都の奥深い文化と出会ってみませんか?

目次

1. 静けさに包まれて抹茶を味わう:「閑坐(かんざ)」

青もみじを眺めながら、静かに味わう一服のお抹茶

東山・今熊野観音寺の境内にたたずむ茶室「閑坐」は、青もみじと池に囲まれた静寂の空間。
裏千家流の点前でいただくこともできるお抹茶と、季節のお茶菓子が心を癒してくれます。

忙しい日常を離れて、静けさとともに味わう抹茶体験。
「心の浄化」をテーマにしたお抹茶時間がここにあります。

  • 営業時間:10:00〜16:00(最終受付15:45〜16:00)
  • 定休日:不定休(公式Instagramで要確認)
  • 料金:拝観志納料制、大人2,000円、小人1,000円(紅葉時期は3,000円、小人2,000円)
  • 備考:冬季休業あり
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2. アートと融合した新感覚の抹茶:「NAKED NIWA」

幻想的な光の茶室「貴和」(画像出典:公式サイト

京都駅ビル内に登場した話題スポット「NAKED NIWA」は、ネイキッドがプロデュースする体験型施設。
光と音が交差する幻想的な茶室「貴和」では、デジタルアートに包まれながらお抹茶をいただくことができます。

伝統と未来が交差する空間で、五感が刺激される新しい茶体験を。

  • 営業時間:11:00〜23:00(L.O. ドリンク22:30/フード22:00)
  • 定休日:不定休(公式Instagramで要確認)

3. 老舗で深める抹茶の知識:京の茶庵(福寿園 京都本店 4F)

四畳半の茶室「無量庵」での茶道体験(画像出典:公式サイト

創業230年以上の歴史を誇る福寿園の旗艦店。
地下「京の茶蔵」では宇治茶の飲み比べ、2階の「茶寮FUKUCHA」では抹茶スイーツが楽しめるだけでなく、4階の「京の茶庵」ではさまざまな“茶道”を学ぶことができます。

本格的なお点前稽古の体験をしたい方や、茶の種類や違いを学ぶにはぴったりの場所です。

  • 営業時間:11:00〜18:00(地下・1F・5F、2F「FUKUCHA」18:00 L.O.17:30、4F「京の茶庵」同様)
  • 定休日:水曜日・元日(3Fは火・水、5Fは不定休)
  • 料金/予約:各体験の詳細や予約方法はこちらからご確認ください

4. 気軽にセルフ体験:祇園ちから(グランマーブル祇園本店 2F)

レクチャー動画を見ながら自分で抹茶を点てられる ※画像はイメージです
(画像出典:公式サイト

グランマーブル祇園本店の2階にある「祇園ちから」では、お抹茶を“自服”スタイル(自分で点てる)で楽しむ体験セット「茶室貸切プラン」が提供されています。

初めての方も動画を見ながら点てることができ、気軽に参加できます。
名物のマーブルデニッシュとともに味わうことで、和と洋が融合した京都らしいひとときを堪能して。

さらに、本プランをご利用いただくと、坪庭でのセルフィ撮影も可能になるので、京都らしい一枚をぜひ。

気軽に、でもしっかり“京都らしさ”を味わいたい方向けにおすすめです。

  • 体験時間:11:00〜/12:30〜/14:00〜/15:30〜/17:00〜 (各回約30分)
  • 定休日:なし(臨時休業あり)
  • 料金:1,870円
  • 予約:事前予約を推奨(当日空きがあれば参加可能)
    • 「茶室貸切プラン」の予約サイトはこちら

5. 絶景を眺めて癒される:「茂庵(もあん)」

雰囲気たっぷり「茂庵」の外観(画像出典:京都観光Navi

吉田山の山頂近くにひっそりと佇むカフェ「茂庵」は、大正時代の実業家・茶人である谷川茂次郎ゆかりの建物を活かしたカフェで、抹茶や和菓子を京都市街の絶景とともに楽しめます。
京都市内を一望できる絶景の中で、抹茶と和菓子をゆったりと味わう時間は格別です。

山道を登った先に広がる、“ごほうびのような抹茶時間”。

  • 営業時間:12:00〜17:00(L.O.16:30)
  • 定休日:月曜・火曜(祝日営業)、年末年始や夏季休業あり
  • 予約:人気店のため事前予約を推奨(予約サイトはこちら
  • 備考:軽食を含む食事メニューの提供は基本なし

比較早見表|目的別で選ぶ、京都のお抹茶スポット

店名特徴料金目安(1名)所要時間アクセス
閑坐青もみじと静寂の癒し体験¥2,000約30〜45分今熊野観音寺
NAKED NIWAデジタル×抹茶の新体験¥1,500〜約30分京都駅直結
福寿園 京都本店4階「京の茶庵」濃茶・ききあての本格茶道体験抹茶体験:¥3,850
※プランにより異なる
約30分〜地下鉄四条駅
グランマーブル祇園本店 2階「祇園ちから」自服&デニッシュと気軽に¥1,870約30分祇園四条駅近く
茂庵絶景カフェでお抹茶体験¥1,000前後約30分吉田山山頂近く

目的別おすすめガイド

目的おすすめスポット
静寂に癒されたい閑坐
アートと抹茶を体験したいNAKED NIWA
お茶の知識を深めたい/本格茶道を学びたい福寿園 京都本店 4階「京の茶庵」
気軽に自分で点てたお抹茶を楽しみたいグランマーブル祇園本店 2階「祇園ちから」
絶景とともに味わいたい茂庵

まとめ|京都で、自分だけのお抹茶時間を見つけよう

抹茶を通じて楽しめる京都の魅力は、じつに多彩です。
静けさと自然に身をゆだねる茶室体験もあれば、デジタルアートに包まれた近未来の茶空間、老舗の知恵と文化を感じる本格的な茶道体験まで——。

今回ご紹介した5つのスポットは、それぞれ異なる個性と魅力を持ち、目的に応じて選べるラインナップとなっています。
観光の合間に気軽に立ち寄るもよし、特別な体験としてじっくり味わうもよし。あなたにぴったりのお抹茶の楽しみ方が、きっと京都にあります。

“抹茶ブーム”の今だからこそ、もう一歩ふみこんで、京都の抹茶文化に触れてみませんか?

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