夏の京都、最大の風物詩「祇園祭」。
そのにぎわいの中で、地元の人々や観光客に親しまれているのが“祇園祭でしか食べられない限定グルメ”です。
前祭(7/13〜16)や後祭(7/20〜24)の宵山期間だけの限定メニューを提供する名店の数々。
この記事では、2025年に注目すべき祇園祭限定グルメを、一部実食レビューとともに紹介します!
京都通も唸る一品を、ぜひ味わってみてください。
膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり「しみだれ豚饅」

老舗中華「膳處漢ぽっちり」の祇園祭名物。
旨みたっぷりのタレがしみた特大豚饅は、ふかふかの皮にしみ込んだ甘辛ダレと、具だくさんでジューシーな餡の一体感が絶妙!
祇園祭限定の特別感も相まって毎年行列必至の逸品です。
- 営業時間:
- ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)、ディナー17:00〜22:00(L.O.21:00)
- 祇園祭期間中の豚饅の販売は11:30〜売切次第終了。
- 定休日:無休(臨時休業あり)
- 販売期間:7/13〜16(前祭幏山)各日11:30〜(数量限定、売切次第終了)
- 特徴:豚肉・椎茸・山くらげなど大きめの具材がぎっしり詰まった特大豚饅。特製甘辛ダレが皮に染み込み、食べ応え抜群。
🖊️編集部が実食!「しみだれ豚饅」体験レポート

祇園祭限定グルメの中でも、人気ナンバー1と言っても過言ではない「しみだれ豚饅」。
今年からは整理券発券制に変更され、待ち時間や行列がより細かくコントロールされていました。

店内で整理券を受け取り、券に貼付されたQRコードを読み込むと現在の呼び込み番号が表示されます。


QRコードを読み込んでみると【180】番まで呼び込まれていることがわかります。
筆者は223番だったので、筆者の前には約40人ほどが【店頭購入列】に並ぶために待機している方がいることがわかります。

筆者は近くのコンビニに飲み物を買いに行ったり、近くの山鉾の写真を撮りに行ったりしながら、呼び込み番号画面を確認していると、「あなたの順番が近づいています」との表示が。

店舗前に戻ると、スタッフの方から【店頭購入列】へと案内されます。ここまで来れば、店頭販売所まであと少し!

ちなみに、呼び込みの順番は、メールで通知してくれることもできるそう。画面を常に確認しているよりは、メール通知の方が便利な場合もあるかもしれません。

待機列に並んでいると、厨房からできたての豚饅が運ばれていく様子が。食べたい欲が一層掻き立てられます。

追いダレを塗る様子はもはやアトラクション。美味しそうなタレの香りがふわっと風にのり、思わず筆者も唾を飲み込みます。

販売所で購入個数を伝え、お会計。1つ600円(税込)です。
筆者が買いに行った月曜午前中の待ち時間は、整理券受け取りから豚饅の取得までで約50分でした。日によって状況は異なりますが、ご参考ください。
食べた感想

- とにかく大きい!手のひらより大きく、ずっしり重たさも感じられます。
- 中の具は豚肉や椎茸、山くらげがびっしり積まれ、ほおばった瞬間に旺みと満足感が広がります。
- なにより、じゅわじゅわの汁がしっかり皮にしみ込んでいるのが一番の美味しさ。
ぜひ、熱あついうちに食べてほしい一品です!
酒菜食房いち「ハモカツバーガー」

(画像出展:そうだ京都、行こう。)
和食居酒屋が手がける祇園祭限定の創作バーガー。京都産鱧のフライにしば漬けタルタルを合わせ、夏にぴったりのさっぱり味。
- 営業時間:18:00~23:00(L.O.22:30)
- バーガー販売:7/13〜16 は昼頃〜売り切れまで、7/21〜23 は夕方〜売り切れまで
- 定休日:日曜日
- 販売期間:前祭宵山(7/13〜16)、後祭(7/21〜23)
- 価格:800円
- 特徴:「進々堂」のバンズに、京都産の鱧フライとしば漬けタルタルをサンド。
- 補足:販売場所は四条新町上がる放下鉾の真横。
永楽屋 室町店「水あずき」

(画像出典:永楽屋)
創業300年超の老舗が手がける夏の新定番「水あずき」。とろけるような喉ごしと小豆のやさしい甘さが特徴の“飲む水ようかん”です。
- 販売店舗:永楽屋 室町店
- 営業時間:通常時10:00〜19:00、祇園祭期間中の特別営業10:00〜21:00 ※7/14のみ20時まで
- 定休日:水曜(祇園祭期間中は営業、7/18は臨時休業)
- 販売期間:7/12〜7/24(後祭まで、売切次第終了)
- 価格:540円(税込)
- 特徴:ストローで味わう飲む水ようかんスタイル。つるんとしたのど越し、小豆のやさしい甘さ。
うめぞのCAFE&GALLERY「祇園祭みたらしパフェ」

(画像出展:そうだ京都、行こう。)
京町家を改装した人気カフェ「うめぞのCAFE&GALLERY」では、祇園祭限定の和洋折衷スイーツ「祇園祭みたらしパフェ」を店内限定で提供。みたらし団子の伝統を受け継ぐ「みたらし饅頭」入りで、見た目も味も京都らしさ満点。テイクアウト用の「祇園祭おやつセット」も人気です。

(画像出展:そうだ京都、行こう。)
- 営業時間:11:30〜18:30(L.O.18:00)
- 定休日:無休
- 販売期間:6月末〜7/24(数量限定・売切次第終了)
- 価格:1,200円
- 特徴:「祇園祭みたらしパフェ」は店内限定、テイクアウト用の「祇園祭のおやつセット」(540円)もあり。宵山期間は限定メニュー営業。
Qué Pasa downtown「染み染みポークスペアリブ」

毎年恒例の祇園祭限定メニュー「染み染みポークスペアリブ」。今年は7月15日・16日の2日間のみの販売です。
じっくりスパイスで煮込んだポークスペアリブをBBQソースで絡めた逸品。
「染み染み」と表現されるほど味が染み込んだ柔らかく旨味たっぷりのスペアリブで、地元でも人気。
- 販売店舗:QUÉ PASA DOWNTOWN(ケパサ ダウンタウン店)
- 営業時間:平日11:30〜21:30、土日11:30〜22:00(限定メニューは宵山2日間のみ)
- 定休日:不定休
- 販売期間:7/15・16(祇園祭宵山限定)
- 価格:800円
- 特徴:スパイスで煮込み、BBQソースを絡めた柔らかスパイシーな逸品。
老香港酒家京都「フカヒレ豚まん」※今年の屋台出店はなし

本格広東料理の老舗「老香港酒家京都」は、例年、祇園祭宵山(7/15・16)限定で屋台スタイルのワゴン販売を実施。香港点心師による本格中華を手軽に味わえます。
しかし、今年2025年は屋台出店はなしとのこと。かわりに、COCON烏丸ビル地下一階の店舗にて、「フカヒレ豚まん」等の人気メニューをお持ち帰り商品として販売予定。
- 営業日:7/1~7/31
- 営業時間:11:30〜21:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:年中無休
- 価格:フカヒレ豚まん 500円
- 特徴:広東点心師による本格ワゴン販売。香港の味を手軽に楽しめる。
まとめ:祇園祭の期間中にしか味わえないグルメを楽しもう!
祇園祭の期間中にしか味わえないグルメは、今ならではの“おいしい”が勢ぞろい!
食べ逃しのないよう、販売日・整理券情報・売切注意ポイントをチェックして、京都の夏を思いっきり味わってください!