京都駅から徒歩10分、堀川七条交差点近く。
通りを歩いていると、リノベーションされたビルの外壁に「COFFEE」の文字がふと目に入ります。
観光地の喧騒から少し外れた場所にあるその文字に惹かれて、ふらりと入ってみると──
そこは自家焙煎の豆を扱う「ROASTERY DAUGHTER(ロースタリー ドーター)」でした。
ROASTERY DAUGHTERとGALLERY SONのある空間

店舗は、1階が「ROASTERY DAUGHTER(ロースタリー ドーター)」、2階が「GALLERY SON(ギャラリー サン)」という構成。

1階では自家焙煎のコーヒー豆が販売されており、焙煎機と豆の香りが静かに漂う空間に、心がゆっくりほどけていきます。

© 2015 W&H. All Rights Reserved.
2階の「GALLERY SON」では、アンティークや作品の展示が不定期で行われており、コーヒーとともにアートも感じられる場所になっています。
この場所を手がけたのは「WIFE & HUSBAND」
この店を手がけたのは、京都・北区にある人気カフェ「WIFE & HUSBAND(ワイフ アンド ハズバンド)」の夫妻。
鴨川近くの古い町家をリノベーションし、ピクニックバスケットの貸し出しと自家焙煎コーヒーを提供してきたふたりが、豆の魅力そのものを届ける場として新たに構えたのがこの焙煎所です。
ROASTERY DAUGHTERのこだわりとラインナップ

ROASTERY DAUGHTERで取り扱う豆は、以下のようにバリエーション豊かです。
- ブレンド 2種:DAUGHTER(ドーター)/SON(サン)
- カフェインレス 1種:
- シングルオリジン 5種:FATHER(ファーザー/浅煎り)、BRAZIL、COLOMBIA、NDONESIA(マンデリン)、GUATEMALA、ETHIOPIA
- 他1種(季節で変動)

計9種ほどを常時ラインナップ。深煎り中心ですが、浅煎りやカフェインレスもあり、毎日のコーヒータイムを豊かにしてくれるセレクションです。
コーヒー豆 全9種
- 180g箱入り 各\1,800[税込](マザーのみ ¥1,850)
- 180g紙包み 各\1,750[税込](マザーのみ ¥1,800)
お気に入りの器に注ぐだけで、ごほうびタイムに
今回筆者も購入していくことに。

棚にはさまざまな種類の豆が整然と並び、それぞれにわかりやすい説明が添えられています。
何にしようか…迷ったときは、スタッフの方に味の好みや飲み方を相談できるのも嬉しいポイント。

今回は、季節柄アイスコーヒーにも合うようにと、WIFE & HUSBANDでも一番の深煎り「マンデリン」を選びました。

自宅に帰り、緑のパッケージを開封した瞬間、部屋中が香りに包まれます。

嬉しいことに、アイスコーヒーを美味しく淹れる方法が書かれた一枚の紙も同封されており、細やかな気配りにほっとさせられました。

お気に入りの器に注ぐだけで、日常の一杯がごほうびタイムに変わりました。
ROASTERY DAUGHTERの豆は、ただの“お持ち帰り”ではなく、暮らしを丁寧にしてくれる存在です。
京都で美味しい珈琲は、やっぱり外せない

意外にも(?)パン文化が根付く京都では、日々のコーヒーにもこだわりを持つ人が多くいます。
ROASTERY DAUGHTERが注目されるのは、豆の美味しさはもちろん、「豆を買う」という体験そのものが豊かだから。

香り、パッケージ、添えられた紙、そして一杯を淹れる時間──
また行きたい、と思わせてくれる魅力がここにはありました。
店舗情報

- 店名:ROASTERY DAUGHTER / GALLERY SON
- 住所:京都市下京区鎌屋町22
- アクセス:JR京都駅より徒歩約10分(堀川七条交差点すぐ)
- 営業時間:12:00~18:30(不定休)
- 公式サイト:https://www.wifeandhusband.jp/wife-husband