京都の夏の風物詩、下鴨神社「みたらし祭(御手洗祭)」が、2026年7月18日(土)から30日(木)まで開催されます。時間は9時〜20時、献灯料は大人500円(中学生以下は志納)。
境内に湧き出る御手洗池に足を浸し、無病息災を祈る「足つけ神事」です。ひんやりとした湧き水の感触とともに、古くから京都に伝わる夏の祈りを体感できます。夕刻にはろうそくを灯して池を進む幻想的な光景も見られ、子どもから大人まで楽しめます。
この記事では、実際に訪れた編集部が、神事の流れ・屋台・混雑しにくい時間帯・服装や持ち物まで、行く前に知っておきたい情報をまとめます。
みたらし祭とは?

下鴨神社(賀茂御祖神社)の境内にある「御手洗池(みたらしいけ)」に足を浸し、火を灯したろうそくを献灯して無病息災を祈る「足つけ神事」です。
平安時代の貴族が季節の変わり目に穢れを祓うために禊(みそぎ)を行ったことに由来し、夏の土用の期間中に営まれます。冷たい湧き水に浸かることで、心身を清めるとされています。
御手洗池は、7月の土用になると池の周辺や川底から清水が湧き出るところから、鴨の七不思議に数えられます。この池の底から湧き出る水泡をかたどったのが「みたらし団子」の始まりだと言われています。
【2026年開催情報】下鴨神社・みたらし祭
- 開催期間:2026年7月18日(土)~30日(木)
- 時間:9:00〜20:00
- 御灯明料:大人 500円、中学生以下は志納
- 会場:下鴨神社 境内 井上社(御手洗社)御手洗池
- アクセス:京阪「出町柳駅」より徒歩約10分
- 御手洗社例祭(土用の丑の日):7月26日(日曜日)午前10時斎行
- 公式サイト:下鴨神社 みたらし祭
みたらし祭の流れ|足つけ神事のやり方
1. 受付で献灯料を納め、ろうそくを受け取る

下鴨神社の境内には「みたらし祭 入り口」と書かれた案内表示があるので、迷わず進めます。
献灯料は大人500円、中学生以下は志納(お気持ち)となっています。

受付で献灯料を納めたあと、靴と靴下を脱ぎ、専用のビニール袋に入れて持ち運びます。そのまま裸足でろうそく渡し所へ進みます。
2. ろうそくを手に、御手洗池へ

受け取ったろうそくは、御池を進んだ先にある「斎火(いみび)」で点しますので、しっかり手に持って進みます。

御池に足を踏み入れると、心がスッと静かになり、自然と祈る気持ちが高まります。水位は大人で膝下ほどの深さがあり、しっかりと冷たさを感じます。小さなお子様連れの方はご注意ください。
3. 御池に足を浸しながら、ろうそくを献灯・祈願

清らかな「斎火(いみび)」でろうそくに火を灯し、御手洗社(井上社)に献灯します。

神様の前で静かに手を合わせ、一年の無病息災を祈願しましょう。
4. 御神水をいただいて、内側からも清めを

御池から上がったあとは、靴履き場で靴を履きます(休憩所ではないため、速やかに移動しましょう)。タオルは持参がおすすめです。

その後は、御神水をいただき内側から全身を清めます。
紙コップで無人の水飲み場で飲むか、有人の水飲み場で陶器の器で飲むか、2通りの飲み方があります。

無人の水飲み場からは、とめどなく御神水が流れています。

有人の水飲み場では、陶器の器に御神水を入れてくれます。
冷たい御神水をひと口いただくと、猛暑で火照った身体にすっと染み渡り、内側からも清められるような心地よさが広がります。
御神水をいただいたら、足つけ神事は終了です。
足つけ神事のあとは足形祈祷木で健脚祈願を
御手洗池で心身を清めた後は、「足形祈祷木(あしがたきとうぎ)」への願掛けもおすすめです。

足形祈祷木は、「みたらし祭」期間中に頒布される、足の形をした木製の祈願札です。
参拝者はこの足形祈祷木に自分の名前と年齢を書き、無病息災や足腰の健康(健脚)を祈りながら、御手洗池そばの井上社・御手洗社の前にある水中の納所へ納めます。

御神水で占う、みたらし祭限定の「水みくじ」

足形祈祷木を奉納したら、もうひとつの人気体験「水みくじ」にも立ち寄ってみてください。
祭り期間中、「みたらし授与所」や授与所で初穂料300円で授与されます。

白紙に見えるおみくじを、御神水に浸すと運勢がふわりと浮かび上がる、みたらし祭限定の占い体験です。

運勢は「願い事」「体調」「金運」「学業・仕事」「恋愛」「旅行」など複数の項目があります。出た結果のおみくじは持ち帰っても良く、境内のおみくじ結び所に結んでもよいとされています。
みたらし祭の屋台|出店時間・場所と名物みたらし団子

みたらし祭の楽しみのひとつが、参道に並ぶ屋台(露店)です。期間中は境内へ向かう参道沿いに露店が並び、夏祭りらしい賑わいを見せます。
- 出店時間の目安:例年、昼前(10〜11時頃)から夜(21時頃)まで。※2026年7月時点、公式に時間の明示はなく、天候や人出で前後します
- 出店場所:参道・境内周辺。楼門南側では、神社の「納涼市」(神社関係業者による屋台)も例年開かれます
- 狙い目:屋台の数は開催後半に増える傾向があり、屋台目当てなら会期の後半がおすすめです
下鴨神社の御手洗池は「みたらし団子」の由来とされる池で、境内では納涼市と露店があわせて賑わいます。足つけ神事のあと、火照った身体を冷たい飲み物などで休めるのにも便利です。
みたらし祭はいつ空いてる?混雑する時間帯と回避のコツ
足つけ神事は例年、多くの参拝者で賑わいます。混雑を避けたい方は、時間帯を選ぶのがポイントです。
- 混みやすい:土曜・日曜の夕方(15時〜19時頃)、および土用の丑の日にあたる7月26日(日)
- 比較的ねらい目:平日の夕方(16時前後)は、暑さと混雑のバランスがとりやすい時間帯です
- 朝も比較的ゆったり:開始直後の午前中は、日中より人出が落ち着きやすい傾向です
※混雑状況は編集部の訪問時と例年の傾向にもとづく目安です(2026年7月時点)。当日の天候や曜日で変わります。
みたらし祭の服装・持ち物|膝上までまくれる服とタオルは必須
御手洗池は大人で膝下ほどの深さがあります。当日はぬれても困らない準備をしておくと安心です。
- 服装:膝上までまくれるパンツやスカートなど、軽装がおすすめ。浴衣で訪れる人も多く、夏の雰囲気を楽しめます
- 足元:脱ぎ履きしやすいサンダルや、歩き慣れた靴
- 持ち物:足を拭くタオル、飲み物、日傘や扇子など暑さ対策グッズ、献灯料(小銭)
暑い時期の屋外行事なので、こまめな水分補給と熱中症対策も忘れずに。
駐車場・アクセスについて
公共交通機関でのアクセスが便利です。京阪「出町柳駅」から徒歩約10分。祭り期間中は周辺の混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
アクセス:京阪「出町柳駅」より徒歩約10分/市バス「下鴨神社前」ほか
駐車場(西駐車場):みたらし祭期間は特別料金。最初の1時間1,000円、以降30分ごとに500円(最大料金の設定なし)。下鴨本通りからの右折入庫は不可で、台数にも限りがあります。※2026年7月時点
編集部の体験メモ

編集部も実際に訪れましたが、湧き水の冷たさは想像以上でした。最初は驚くものの、そのあとのすっきり感が心地よく、まさに「心のデトックス」。夕暮れに灯るろうそくの光も美しく、浴衣での参拝もよく似合います。足元がぬれるので、膝までまくれる軽装がおすすめです。
みたらし祭のよくある質問(FAQ)
Q. 屋台は何時から出ていますか?
A. 例年、昼前(10〜11時頃)から夜(21時頃)まで出ています。公式の時間明示はなく、天候や人出で前後します(2026年7月時点)。
Q. いつが空いていますか?
A. 平日の夕方(16時前後)が比較的ねらい目です。土日夕方と土用の丑の日(7月26日)は特に混み合います。
Q. 服装や持ち物は?
A. 膝上までまくれる軽装と、足を拭くタオルは必須です。脱ぎ履きしやすいサンダルや暑さ対策グッズもあると安心です。
Q. 所要時間はどのくらい?
A. 足つけ神事だけなら15〜30分ほどが目安です。混雑時は入場までの待ち時間が加わります。
Q. 雨でも開催しますか?
A. 屋外の水の行事のため、小雨でも実施されるのが通例です。荒天時の対応は公式サイトでご確認ください。
まとめ:夏の京都で心と体を清める足つけ神事へ

2026年の下鴨神社みたらし祭は、7月18日(土)〜30日(木)の開催です。
幻想的なろうそくの灯りと湧き水の冷たさに癒やされたい人、家族連れで京都の夏の伝統行事を体験したい人にぴったり。混雑を避けたいなら平日の夕方がおすすめです。
今年の健康と無事を願いに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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※本記事は編集部による取材・体験および公式情報をもとに構成しています。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。京都観光の予定にあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
編集・文・写真:京都のいちばんち

